Priest Cafe(プリースト・カフェ)

ドラクエ10僧侶5キャラ店主の冒険記録です。装備・能力・特徴の違う僧侶で冒険しています

差出人のない手紙【後編】

いらっしゃいませ
priest cafeにようこそ☆




■ 月オガ 新シリーズ!


『オガ子探偵Nei』第3話



■ 前回:第2話










■ 前回のあらすじ


事務所に届いた妖気を放つ
汚い文字の手紙
差出人は魔物だった

魔物を助けてくれた主人は
盗賊によって殺されてしまう

両手が無いまま弔うことになった主人の御霊が
夜な夜なその両手を探して彷徨っている

魔物はその御霊を救うすべを
エクソシストであるNeiに依頼したのだった






■ Part5:惨殺の現場に

玄関には凶器にされたと思われる
丸太と錆びた斧が置いてある
乾いているがもともと血で汚れていたと思われる
その斧は主人の四肢を奪ったのだろうと思うと
目を背けたくなる
魔物より怖いのは
本当に生きている人間なのかもしれない
魔物はこんなにひどいことはしてこない
精神に異常をきたすことはあるが
肉体自体を直接傷つける様なことはしてこない


人の心の残酷さが魔物を産むのかもしれない
わたしの心の中にいる闇も
開放すればすぐに魔物を呼び寄せてしまう
自分の利益を考えていると
すぐにその魔物に飲み込まれてしまう気がする

わたしが偽善者と言われながらも
利他的にわたしが心がけているのは
そんな自身の闇を飼いならす
唯一の方法だからかもしれない…


わたしは闇属性にありながら
神に仕える僧侶の身
その心のフリクションが
行き場のない闘争心を掻き立て
わたしを悪魔退治に駆り立てているのだと思う






■ Part6:小屋の中の違和感


小屋の中にはいってみる
機密性はあまり良くないのか
思ってたより空気は澄んでいた
盗賊達に荒らされたのか
部屋の内部はあらゆるものがあらされていた

床には大きな黒い跡があり
その形から大の字に縛られていた何かが
その四肢の部分だけ大きなシミになっていた

思わず人の残酷さに目を背けた
どうして人は己の欲のために
ここまで出来てしまうのだろうかと


周期的に長い間隔で
何かの気配を感じる
何度も体験していることなのに
この全身の毛穴が一気に開くような
この感覚に慣れることができない

頸椎を頭まで駆け上がる
この神経の振動が
このゾワゾワ感を加速させる


何かいるわ





■ Part7:エクソシスト・スキャンα


エクソシスト・スキャンは
エクソシストの能力で肉眼では見えにくい
魔物の存在を見つけることができる能力

ただしエクソシスト・スキャンαは
魔物が自身の存在を隠そうとしている場合など
その出力を上げないと見つけることはできない

人でいう「息を殺す」状態
そうやって魔物が
自身の存在を消していると
初級エクソシストでは見つけることが出来ない


エクソシスト・スキャンには3段階ある

  1. エクソシスト・スキャンα:MP40消費
  2. エクソシスト・スキャンβ:MP160消費
  3. エクソシスト・スキャンθ:MP320消費

※θはシータ(テータ)と読む

α→β→θと使うにはレベルが必要であり
最上級魔法のエクソシスト・スキャンθは、
ハイプリエステスでないと使うことができない

エクソシスト・スキャンθは
膨大な精神エネルギーを使うため
術者によっては使用後は
スタンガンを打たれた様にマヒ状態になり
動けなる術者もいるぐらいなのだ


…エクソシスト・スキャンαでは
魔物は発見できなかった









■ Part8:高まる寒気


「身の毛がよだつ」とは
恐怖や緊張で身体の毛が立つ状態で
ぞっとするという感覚のこと


わたしはエクソシストとして仕事はしているが
この脊髄反射に近い
肉体の反応を消すことはできない
それが生きてるという「生」の証でもあるから

この感覚がなくなった時は
人ではないのかもしれない

唯一の状態は、
脳内麻薬が分泌された状態
アドレナリンが分泌され
バーサク状態にある時だけだろう

しかしこの状態はもはや
理性を持った人という状態ではない





■ Part9:エクソシスト・スキャンα 2回目


波長を変えて
もう一度エクソシスト・スキャンを行うことにした
間違いなく何かがいるのだが
相手は息を殺しながら
どうやら波長をも変化させているようだ
見受けるためには
スキャンバンドを変更する必要がある

テヘパスとしての能力を高めるために
目を閉じて集中力を高めることにした

視覚から入る情報の処理を脳が行うと
脳のスペックの半分を持っていかれる
スキャンと耳だけにする事で
その上限値を高めることができるのだ


魔物は巧妙に隠れて姿を現さない
何か外部にそれをコントロールする触媒がないと
こんなに巧妙にステルス化はできないのに…





■ Part10:MP回復はティータイムで


少し冷静になるために
ティータイムよ


暖かい紅茶をゆっくりと飲むことで
使ったMPを回復させることができる

発見した後の事を考えると
MP(精神エネルギー)を保持しておかないと
大変なことになる






わたしはこの像が気になって仕方がなかった
わたしがオーガ♂さんに
目がないのかもしれないけど‥

これだけどうしてか
他にあるものに比べて
埃が少なく感じる

出力を高めてβを使うことにした
これは1日に使える回数が決まっている
出力を上げて精神エネルギーを使うため
何度も唱えると精神を崩壊させ
廃人にしてしまうのだ

わたしの場合は
何も考えることのない
「紅茶を飲む肉」
になってしまうだろう




■ パート11:エクソシスト・スキャンβ

オーガ像の空間が歪んだ


いたわ!


■ Part12:恐怖の臨界点





もうらめ…






■ エクソシスト・エクストリーム




■謎の声
説明しよう!
エクソシストなんぞしながら
本当は超怖がりなNeiの
恐怖と緊張が極限まで高まった時
エクソシストとしての能力を解放し
エクソシスト・エクストリームに
変身する事が可能になるのだぁ!

変身したNeiは
普段人間には触れる事が出来ない
魔物の身体に
直接ダメージを与える事が
可能になるのだぁ!








■ Part13:エンゲージ!

主人の両手は魔物になっていた
魔物となり亜空間に迷い込んでいたのだ

通常臓器を有さない部位の魔物化は珍しい
なぜ両手だけが魔物になったのか
そんな事を考えている場合ではなかった


あなた達
闇落ちしてしまったのね







く…強いわ
必殺!エンジェル・エクソシスト




ファァァァアアアア〜

■謎の声
説明しよう!
エンジェル・エクソシストは
より神に近づくための僧侶儀式
「一番いいものをくれ」と神に強く願い
一定時間だけ天使達の翼を借りるのだぁ!

これにより神に近づいた能力で
魔物と闘うことができるのだぁ!

追い詰められ時間逆行した時にだけ
唱えることができるのだぁ!
※悪魔版は
バイツァー・ダストと呼ばれるという



必殺!ベホクロス!






Uryiiiii


やったわ
いけない!
魔空間へわたしの魂が固定化されるまで
あと47秒しかないわ
急がないと!



急いで精神世界からでるNei
残り7…6…5秒・・・







■ Part14:魂解放

魔物
お・・お・・


ネイ
あら?
戻ってきたことがおかしい?

あなた本当の事を言いなさい
主人の両手を食べたでしょう?


魔物
…あぃ
おで…好き…だから・・

ネイ
あなたが食べたせいで
あなたの主人の両手は魔物になったのよ
どうして?







■ エピローグ

魔物が精神に直接語りかけてきた

魔物がたまたま留守にしていた時に
主人が惨殺されてしまった
殺した盗賊達は元主人の仲間達で
王宮から盗んできた宝物を
この地に隠し
ほとぼりが冷めるのを待っていた

それを仲間達は我慢できず
主人を拷問の末
殺害したのだった

四肢を分離され
変わり果てた姿の主人をみて
その死を受け止められず
いつも撫でてくれていたその手を
思わずその身体に取り込んでしまったのだ

すぐに自身の愚行に気がついた魔物は
主人の遺体を土葬ではなく火葬して弔った

しかし
魔物が身体に取り込んで
魔触媒となってしまった事で
主人の両手だけが魔物化してしまった

この世ともあの世とも言えない世界で
主人の両手が「両手の魔物」として
彷徨うことになったのだ

そして両手の魔物は言った
「魔物よ他の身体をかえしてくれ」


魔物に火葬されてしまい
なくなってしまった自身の身体を
両手の魔物が求めてきたのだ…


気がつけば魔物は
魔物となった主人「両手の魔物」の
忠実なしもべとなっていた


魔物は献身的にこの地に来る観光客を
栽培した作物などを振舞ったりして
親切にして信用させ
小屋に案内しては
両手の魔物として捧げていた


長い時間をかけて多くの人間達を取り込み
力を蓄えた両手の魔物は
より大きな魔力を手に入れるため
魔力の高い人間を欲しがった

それが…
わたしがこの地に呼ばれた理由だった





どこか魔物は安心したようだった

主人が愛しすぎて
どうしてもその死を受け入れられず
自身に取り込んだ結果
大切な主人を魔物にしてしまった

その後ろめたさから
両手の魔物のエサとして
多くの人間を殺めてきた

そこに罪悪感すら無くなってきていたが
やっと…解放されたのだ

わたしは主人の魂だけだはなく
この魔物の魂も救えたのかもしれない



わたしは魔物を退魔しないことにした

愛するが故に犯した過ち
愛深き故に止めれなかった過ちの連鎖

主人なき今
この魔物がもう人に害をなすことはないだろう



わたしは法の番人ではない


エクソシストだ






宵の明星が綺麗





今日は一日長かった気がする
わたしはしばらく宵の明星を眺めた後
この地を去った…



冷や汗をかきすぎて
身体がベタベタするわ
帰ったらまずは沐浴しようっと


fin





■ メイキング


今回頂いた設定


ANSさま
素敵なハウジングのご紹介
ありがとうございました


前後編のお付き合い
ありがとうございました

※初の1万文字越え…
文字だけではないですが…



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