【連載】(5)ネットの勇者がリアルで勇者になる話
本日は勇者シリーズ
前回のライト・ライトノベルの続きになります
このお話は
引きこもりのドラクエ10プレイヤーが
ドラクエ内での出来事で「気づき」を得て
リアルの世界に羽ばたいていく物語です
※この物語はフィクションです
ノンフィクションでフィクションって何?と
よくご質問を頂きます
これまでのお話でもちょいちょい
実際に起こったことを物語として脚色してます
多くのかたと出逢い体験してきた事を
1つの話に集約しています
事実は小説より奇なりで
もっとかけない話もあったり…
これからもよろしくお願いします
プリースト・カフェオープンです
■ 前回までの話 13〜16
■ 17:湧き上がる嫉妬心
自身でブログもやっているアーシェ
人見知りだといいながら
いろんなプレイヤーと遊ぶ事が多い
多くのフレンドを大切にはできない分
誘われたら出来る限り行っている様だった
アーシェは
だいたい男性キャラクターを呼んでくる
強いボスに行くときは
頼りにしているのかもしれないが
女性経験の少ない僕にはとてもキツかった
僕はアーシェを独り占めしたいという
感情と欲望に支配されていた
ボスと戦うことより
その事ばかりに気が行ってしまい
どうしても無口になってしまっていた
いわゆる嫉妬という感情そのものだった
ある日僕とアーシェの二人に加えて
そしてアーシェのフレンド二人の
計4名でパーティを組んだ
また二人とも男性だった
僕とアーシェと二人きりの時と違い
なんだか少し嫌な気分だった
コインボスを周回していたが
僕は終始無口だった
僕の動きを他の男性二人が褒めてくれて
アーシェもそれを褒めてくれていたが
僕は素っ気ない返事しかできなかった
アーシェはわざとなのか天然なのか
連れてきたフレンドにおどけてみせたりしていた
その可愛い姿をみていたら
なんだか急に腹が立ってきた
僕はムクれていたんだと思う
僕自身はこのパーティに完全にシラけていた
■ 18:しつこい叱責
パーティが解散されて
僕はアーシェに呼び出れた
アーシェ
「あの態度は何?嫉妬は毒だよ」
僕はいきなりアーシェに怒られた
さきほどの僕の態度とその原因は
アーシェには手に取るようにバレていた様だった
そしてアーシェは続けて言った
アーシェ
「わたしはフレンドさんと遊ぶときには
もう一緒には君を誘わないから!
君と遊ぶ時間が減るかもしれないけど
それは仕方ないと思ってね!
今日みたいなことがあると本当に困る」
アーシェはとても怒っていた
実はこれで二度目だったからだ
一度目は何も言われなかったが
今思えばアーシェは不機嫌だった気がする
自分が誘ったフレンドに対して
仲良くしようとするのではなく
ムクれて空気を淀ませていた事を…
アーシェは普段優しいのだが
怒ると少ししつこい所があった
理由は後にわかることになるのだが
こういう機会に僕に「気付き」を与えたくて
しつこく言っていたと後から聞かされた
でも今の僕には単に苦痛でしかなく
逃げたくなる気持ちとの戦いになっていた
好きな人から叱責されて
僕のプライドはズタズタだった
嫉妬心に対して
それを理解して慰めてくれない事にも
僕は嫌気がさした
■ 19:二度目の逃亡
アーシェの叱責が終わり
僕はログアウトした
側頭葉から眉間に抜けていく鋭い痛みに襲われ
胸も苦しくて吐きそうだった
僕は嫉妬であんな態度をとる事が
ダメな事ぐらいわかっていた
アーシェとの約束で
僕はもつアーシェを
フレンドから消すことはできなかった
こんなところだけはクソ真面目な僕だった
大好きなアーシェに追い詰められた僕は
気がつけば
ドラクエ10をアンインストールしていた
僕は約束を破っていない
アーシェをフレンドから切ってはいない…
僕は約束は破ってないはずだ…
続く…
■ 今回のアーシェの教え
ドラクエ10でタゲになった時に
逃げ方にも色々な逃げ方がある
壁使って逃げて時間稼ぎをする逃げ方
蘇生役の仲間の近くで
覚悟決めて死ぬという逃げ方は
挽回出来るチャンスを仲間に与えたり
蘇生役が早く救う事が出来て
他の仲間にも影響が少ない
ソフトをアンインストール様な
壁もなく
仲間とも離れて
一人遠くに逃げていくような逃げ方は
そこで死んだ時
助けたくても助け様がなくなる
アーシェは確かに逃げるなとは言った
でも逃げる事もたまには必要だとは思ってる
逃げたくなった時逃げ方を考えるべきなんだ
この時はアーシェの怒りが冷めるまで
壁使って逃げるのが正解だったんだよと
僕は後から教えられた
キャラデリしなかった事が僕の救いだった
一度なら運営さんに連絡してすると復活してくれます
続きが気になる方は
「ランキングボタン」をポチっと応援頂けると
とても嬉しいです🤗
よろしくおねがいします
いつもpriest cafeに
ご来店ありがとうございます
■応援ありがとうございます
お客様のクリックが励みになります🤗
応援よろしくお願いします
■ 次の話
コメント欄はすべて未承認のままにさせて頂いておりますが
全て読ませて頂いております
いつもありがとうございます